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おしん ~ 1年間の #おしんチャレンジ ~

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外出自粛の世の中ですが、
是非おうちで見ていただきたいおすすめ作品を
紹介させてください。
NHKオンデマンドに入る必要ありますが


2019年4月1日(月)~2020年3月21日(土)まで
NHK BSプレミアムで7時15分~29分再放送されていた
連続テレビ小説おしん

全50週・297話、1話も欠かさず、1年間リアルタイム鑑賞しました。

おしんは、大変有名な作品で
視聴率も平均50%くらい、最高視聴率が62.9%あり
1983年以来、この最高視聴率を超える日本のテレビドラマは
一切無い、と聞きました。
なお、世界各地でも放送され、イランでは視聴率が90%だとか。
旅行でトラブルに遭っても、おしんの話をすると
トラブルから簡単に解決される、という逸話も耳にしました。

大体の方々が、小林綾子ちゃん(今は小林綾子さん、ですが)が
いかだに乗せられ「母ちゃん!母ちゃん!」と泣き叫び、
母ちゃん(ピン子)と、父ちゃん(伊東四朗)が雪の中追いかけるシーンを
見たことはあるんじゃないかなと思いました。
考えてみれば学校の先生からも、
おしんの話をされたことが何度かあった気がしました。
貧しいかわいそうな女の子が成長していく、昔話なんだろうなぁ
と思っておりました。


と こ ろ が、、、


※これから見る、という方はここからは読まないでください。
ネタバレになるんで
半年後とかに見てみようかなという人は読んでもOKです
(この拙い説明のことも忘れるくらい凄まじいドラマのため)

「貧しいかわいそうな女の子が成長していく、昔話なんだろうなぁ」

は、合ってはいました。これは確かです。

全然、とんでもなかったです。
もっともっともっともっと色々色々色々ありました。

まず、全然知らなかったです。
小林綾子ちゃんのイメージが強すぎて、
16~45歳までを田中裕子さん、50歳~80代までを亡き乙羽信子さんが
演じた、ということを。
出番的には、田中裕子さんが一番長く、第37話~225話まで出ていました。
小林綾子ちゃんは36話までしか出ておりません。
むしろ、第1話ですが小林綾子ちゃんの出番はまだで、
乙羽信子さんが出ていて、
第1話は現代(とは言っても、1983年の頃)の話でした。
おじさん、おばさん、あと若い学生の子くらいしか出ていない。。。
これ本当におしんなの?という始まり方でした。

前回書いたSTAR WARSですが、
何気にあの作品の公開順が、おしんに近いものを感じました。
まぁ、圧倒的に過去の記憶を辿っていく方が、メインですが。

で、大人になって
あの小林綾子ちゃんの演技のところで
「うう、かわいそうに。。。」とか思うのは、正直言って
あんなシーンなんて、よくあるじゃないと思うと思うんですよ。

全編通して見た人としては。

。。。す、す、すごい一年だった。。。だからか。。。

という感じでした。


まず。
小作、怖い。
戦争終結時、GHQマッカーサーが小作制度廃止し、
自由農業としたとのことですが、
本当に、よくぞマッカーサーやってくれたよ、と
私はマッカーサーを尊敬するようになりました。
だって、それがなければ、現在も小作があったかもしれないのですよ。
うん。
小作って、歴史で習ったとは思うのだけどよく知らず
このドラマでどれだけ恐ろしいものか、知りました。

橋田壽賀子先生脚本なので、
登場人物のセリフがとても長いのですよね。
だから、もういいというほどに、状況が把握しやすいです。
同じようなことを言い続けてるのだけど
それを一気に全部説明してくれる、
そして毎度毎度同じことを繰り返し続けるので
ついていけなくはないです。

からの。。。急展開がすごい!
これがたぶん、おしんの一番の見どころ。
毎朝のように大声で私は
「ええええええええええええ!?!?」
「はーーーーーーーーーーー!?!?」
「ありえんーーーーーーーーーー」と、叫びました(笑)。

あまりに、おしんに試練が降りかかりすぎるので
本当にこれは朝ドラなのか?
こんなに恐ろしい話なの?
と思ってしまうくらい、重いシーンが続くこともありました。

ただ、愛すべきキャラがとても多い!
私の好きなキャラとして
・大奥様
・おそめちゃん&アテネーズ
・源じい
・恒子
・おたい
・フリーダム雄
・アスベル雄
・ナイススティックダンスホールの若者たち
・何より、ナレ岡さん
って、感じです。

最高視聴率62.9%がどこのシーンかと思ったのですが、
意外にもあんなシーンだったとは。
ある意味おしんらしいっちゃぁおしんらしいんだけども。

 

あれ、なんか、
書いてみたのですが
あまりネタバレしていないじゃないですかね。
それほど、あらすじを簡単に伝えたくない、
是非ともそれぞれの一度きりの人生で
絶対に一度は見ていただきたい作品なのです・・・!

ラストシーンがねぇ。見てて本当に良かったなぁって思えたんですよ。

なお、1983年では全く考えられなかったのが
昨年度再放送、ということで
#おしんチャレンジ のハッシュタグSNSでも大変盛り上がり、
みんなでドラマの展開の予想をしたり、感想をつぶやいたり、
これがなかなか楽しかったです。

1983年は、私もまだ赤ちゃんだったのですが、
母に「あんたはおしんのテーマが流れると起き上がって動いていた」と
言われました。
まさか、2019年度も、変わらないとは。
寝坊して出勤遅刻しそうになった時も
「会社に遅刻する」より「おしんを見逃す」方が怖くて
慌てて身支度してました(笑)。


外出自粛の現在ですが。
私は今だからこそ、おしん見てて良かったなって思えてます。
おしんが乗り越えてきた試練を数々見てきたことで
「試練が降りかかってピンチになったからこそ、
大切なことって何かなって思うことができる」と改めて思い、
戦争の悲惨さ(知らない悲惨さを、おしんで初めて知ったものがありました)を見て
命、本当に大事にしないといけないな、と強く思いました。


再放送一連の中で、また流してくれないかな(笑)。

とにかく、絶対に見てほしいですね。
またいつか、辛いとは思うけど見直してみたいな。