CitruSTUDIO 2

シトラスタジオ2

二度と繰り返してはならないと思うのだけども

毎年、この秋冬の時期に、なぜか戦争(太平洋戦争関連)を扱った作品を
見ることが多い気がしまして。
なぜなら、夏に録画したものを遅ればせながら秋冬に見る…という流れで。
今回は2件

-------

①映画「ひろしま

 

www.nhk.or.jp

 

Eテレにて夏に、とある深夜に放送していたのを録画しまして、最近見ました。
地上波放映は初めてなのでは…?
というのも内容が、明らかに反アメリカ的な内容だったからみたいです。
放映することは、夏におはよう日本で特集をやっていて知ったのですが。

「反アメリカ」な内容だから放送できなかった、というのは
どこまでがどうなのか、よくわかりませんしわかったとしてもコメントはしにくいと思いますが。
被ばくした広島県民が、約5万人ほど?エキストラ参加したそうです。

物語は、はじめ、原爆投下8年後の広島のある学校の教室で始まり、
クラスの女の子が、原爆の後遺症にかかっており、気分を悪くして倒れてしまう
というところから始まりました。
その時に、原爆投下の当時の音声を聞く、ということをしてたこともあって。

投下される前までの各家庭の状況、
投下された後の壮絶な生き抜くもよう、死んでいく人々…

おはよう日本のサイトにもスクラップ画像ありますが、
幼い子が焼けただれても立っていて「寒いよ~」と呟き続けていても
誰も助けてくれない。。。そもそもこの子の親はどうしたのかな
と思ってしまいました。

現代にも戦争を扱った作品はたくさんありますが、
この映画は1953年の作品なので、
映像が生々しいというか。
音楽の担当が、映画ゴジラ伊福部昭さんってことがスタッフ一覧からわかり
おどろおどろしい不安になる曲を紡いでいると思います。

ただ、「芽が出る」シーンだけは、希望をもって見ることができました。

感想としては、とにかく怖いな、、という印象が強かったです。
ただ、一度は絶対に見た方がいいのではないかな、と思いました。
この映画を見て戦争したいとはとても思えません。


おしん~太平洋戦争編~

【これから見たい人は、スルー願います】

www.nhk-ep.com

 

日々、新聞を見ては、戦争の進行を逐一気にしていた竜三。
一番気にしていたのは、戦争を利用してビジネスができないか、ということでした。
軍の仕事をして、大きな家に住み、
配給中心の食生活の他に、美味しいご飯を食べれていた田倉家。

長男の雄も、次男の仁も軍に憧れ、
母のおしんの反対を振り切り、結局学徒出陣から雄は
旅立ってしまった。

1945年8月15日、ポツダム宣言受諾後、
軍に協力して儲けていた人が、
次々と、「生きていることが、罪」と思い始め、自殺していく
という現象が流行したそうです。
隣組の組長をしていた竜三は、
「●●とこの次男坊に、入隊するよう勧めて、帰ってこない状態にしたのも
すべて、自分のせいだ、雄も同じように。。。」
と、言って。。。。

とても哀しい結末でした。

-------

小学校から戦争のことを社会の授業で学習する度に
大体思い浮かべるというと、
東京大空襲、広島・長崎に原爆投下されたということだけ、
ということでしたが、
正直言って、まだまだ知らないことが、この年になってもたくさんあるなぁと思いました。

ポツダム宣言前に
●入隊した方々がフィリピンなどで地獄のような生活をしていたこと
●関東地方以外の人々も、相当生活は貧窮でしかなかった
ポツダム宣言後に
●広島と長崎では行き場がない、どころの話ではない
●海外に残っている隊員は殺されたり、いじめられたり。。。
●国内の戦犯自覚有の方々の自殺
など。。。


大人になった今でも戦争について考えることは大事ですし、
若い世代にも、語り継いでいかなければならないと、改めて思ったのでした。