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シトラスタジオ2

逃げるは恥だが役に立つ(原作)

ドラマでも話題になりましたが、
ドラマが終わってから原作のコミックスを読むというのは
何気に初めてだったかもしれません。


簡易にジャンル分けすると「ラブコメ」なのかしら?と思うも
「ラブ」だけではないような。

ドラマが大ヒットして見ている方も多いし
あらすじはきちんとまとまっている説明をどこかで
読んでいただくとして感想を述べると、


夫婦を「共同CEO」として考える、とか
百合ちゃんが、五十嵐安奈に放った名台詞の
「若い時に年上を侮蔑したことは、将来自分へ還ってくるのよ」とか
「一番偉いのは、新しい仕事を作った人」とか

その他諸々素晴らしい例え、教えがたーーーくさんあって、
もう、これは「人生の教科書」!!
各回のサブタイトルもことわざになっておりますからね。

日本人の大人であるなら、既婚、未婚問わず
必ず読んでほしい…
25歳くらいからでOKとは思うけど。
この作品を読むだけで、私が前回の記事に書いたような
「隣の芝生は青い」現象、つまりは
色眼鏡が外せるんだと思います。

教科書と思えるのは、それぞれのキャラクターの描写、心理描写
そして、物事や現象、提案などの説明が
とても細かくて丁寧だからかも。

そこに、契約結婚から始まったみくりと平匡さんの「本当の夫婦」への道や
お互いコンプレックスを抱えてなかなか折れなかった百合ちゃんと風見さん、
といった愛らしい、クセのあるキャラクターの性格が生きてこそ
馴染める内容だったと思います。


百合ちゃんがみくりの兄を「昔から嫌い」とか
青空市のコンサルタントさんのくだりはとても現実味がありましたね。

その青空市が開催されるまでと、
百合ちゃんが風見に告られたのを紛らわそうとした際に
みくりを家に呼んで、思い切って洋服の断捨離を行って
ワンピースを着てコーデチェックをし
「何を2着、何を3着、・・・持っていれば1年のコーデは着まわせる!」と
語っていたところは、とても楽しそうに見えて微笑ましかったな。

ドラマの最終回の後に漫画が最終回となり、
その後に描かれた「百合ちゃん主役の番外編」が、最終9巻の最後に収録されていたのですが
…あれは絶対ドラマ化できませんね(笑)。

 

ラブラブシーンを見て、近年はイラッとしてしまうことの方が多いのですが(笑)、
逃げ恥だけは、ドラマでも漫画でも全くそう思わなく
とにかく「よかったよかった」と思え、
「この2人から幸せおすそ分けさせてもらえて、本当にこの2人でよかった!」って
思えちゃいます。

そして、ますます海野先生のファンになってきました。
他の作品も読んでみたいです。